せんねん灸オフ(セネファ)

お馴染みの家庭でのセルフケアでお灸といえば、せんねん灸が代表です。
製品の形状と熱感の安定も良いです。他社の外国製の商品は、安価でたくさん入っているけど、熱感にバラツキがあることが多々あります。ばらついても弱ければいいということもありますが。

せんねん灸の熱感はやはり安定感があり、20年くらい前より熱がやさしくなったと思います。初めての方は竹島をすすめしますが、これでも皮膚が弱い方はヤケド(水疱)ができることがありますので、自己責任で気をつけましょう。せんねん灸に「オフ」とつきますが、これが突然ついた時にたずねてみたところ、たしか「熱感を少しやさしくしたのでオフ」としたと言っていた気がするのですが、すいません、確信はありません。

現商品(2022年2月)のラインナップは以下となります。

竹生島(箱グリーン・台座グリーン)…ソフト灸 (熱感レベル★★)
伊吹(箱レッド・台座オレンジ) …レギュラー灸(熱感レベル★★★)
湖南(箱ブラウン・台座レッド) …みそ灸  (熱感レベル★★★★)
八景(箱オレンジ・台座ゴールド)…しょうが灸(熱感レベル★★★★)
近江(箱ブルー・台座シルバー) …にんにく灸(熱感レベル★★★★)

一番やさしい せんねん灸の竹島で、1箱1091円(Amazon価格)ですが、1個だと15円ちょっと。これを高いかどうかなのですが、少し高い気もしますね。ただ、頻繁に使わないとか、おためしとしては、お手頃かもしれません。竹生島で弱く感じたら、伊吹ですが、たいていはこの二種類で大丈夫と思います。ただし、足の裏とかは、湖南、八景、近江などの出番です。

ちなみに竹生島は、琵琶湖に浮かぶ小さな島のことです。お灸と形が似ているかもしれませんね。伊吹は伊吹山のことで、セネファ社の近くにあるお灸と縁のある山です。セネファは滋賀県長浜市にあります。
せんねん灸の創業者の押谷晴氏には、『ひとりで出来るお灸大革命・せんねん灸の驚異』(サンケイ出版、昭和58年)という著書があります。ここからせんねん灸が一般に広がってきたのでしょう。一般の方のお灸はほぼこのせんねん灸の類似品ですが、我々日本人のセルフケアを支えてくれたのは、押谷晴氏とも言えますね。